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2024 ジロ・デ・イタリア第15ステージ ああ~、タデイ・ポガチャル

海外情報
Photo credit: giovanni_novara on VisualHunt
この記事は約33分で読めます。

第14ステージの個人タイムトライヤルでは、30kmを越えたためにTTに得意な選手、不得意な選手の結果が如実にタイム差に表れた。

 INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマンは抜群の走りで総合順位を6位まで押し上げる。

逆にクライマーはタイムと順位を落とす結果に

  • ロマン・バルデ Team dsm-firmenich PostNL 6位→8位
  • ロレンツォ・フォルトゥナート Astana Qazaqstan Team 7位→9位
  • エイネルアウグスト・ルビオ Movistar Team 9位→11位

だが、クライマーの真価は山岳で示される。

 

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第15ステージ マネルバ・デル・ガルダ~リヴィーニョ 220km

コースマップ phto giroditalia

 

スイスのグラウビュンデン州インフラ・エネルギー・モビリティ省の決定により、ルートの調整が必要となったが、それでも222kmで獲得標高は5,724mとモンスター山岳コースとなっている。

アプリーカとフォルコラ ディ・リヴィーニョへの登りはコースから消えたが、モルティローロとパッソ ディ・フォスカーニョは復活している。

 

コースプロフィール phto giroditalia

 

5つの山岳ポイントがあるが超級山岳はない。ただ、平坦は全くなく最後は2,385mのスキー場に上がる。

 

1級山岳 モットリーノ

1級山岳 モットリーノ  phto giroditalia

 

最後はクライマックスを極めるにふさわしいゴールレイアウトとなっている。最大勾配19%では、後続のライダーは足が止まるだろう。

ここで総合勢の順位が動いてくることがあるかもしれない。バットデイを迎えたら一気にタイムを失いそうだ。

 

  1. 3級山岳 Lodrino (7.6 km・4.4%)
  2. 2級山岳 Colle San Zeno (13.7 km・6.7%)
  3. スプリントポイント Malonno
  4. 1級山岳 Passo del Mortirolo (12.6 km・7.7%)
  5. スプリントポイント Le Motte
  6. スプリントポイント Isolaccia-Valdidentro
  7. 1級山岳 Passo di Foscagno (14.6 km・6.3%)
  8. 1級山岳 モットリーノ (4.6 km・7.7%)

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

タデイ・ポガチャルは、逃げが捕まれば間違いなくステージ優勝を狙うはず。

 

第15ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

  • 総合 タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates
  • ポイント賞 ジョナサン・ミラン Lidl – Trek
  • 山岳賞 シモン・ゲシュケ Cofidis
  • 新人賞 アントニオ・ティベッリ Bahrain Victorious

 

DNSは

  • ワジム・プロンスキー Astana Qazaqstan Team 病気

 

ゲラント・トーマスがパンク。

 

だが、ニュートラルスタートだから慌てることはない。

 

珍しくオフィシャルスタートの前に停止。

 

オフィシャルスタートから攻撃だ。

 

集団は容認してくれるのか。

 

すぐに先頭集団が出来上がった。222kmと長い旅だ。

 

先頭は12人。

 

Groupama – FDJからは3人入っている。

  • ローレンス・ピティ
  • ルイス・アスキー
  • オリヴェエ・ルガック

 

 

Astana Qazaqstan Teamからは、二人。

  • ダヴィデ・バッレリーニ
  • シモーネ・ヴィラスコ

 

    

EF Education-EasyPostのアンドレア・ピッコロは集団に戻る。 

 

3級山岳 Lodrino (7.6 km・4.4%)

集団先頭はCofidisのシモン・ゲシュケ。3分11秒も開いている。山岳ポイントを取りたいのならば、もっと早く行動しておくべきだったのでは。

 

シモン・ゲシュケはユエン・コスティウと共に追走にでた。

  1. シモン・ゲシュケ Cofidis
  2. ユエン・コスティウ Arkéa – B&B Hotels

 

集団からさらに追走がかかる。

 

先頭12人は2分8秒差。

 

第2グループは30人くらいいる。シモン・ゲシュケはこちらに吸収。

 

先頭はGroupama – FDJのローレンス・ピティが山岳トップで通過。

  1. ローレンス・ピティ  Groupama – FDJ 9ポイント
  2. リリアン・カルメージャヌ Intermarché – Wanty 4ポイント
  3. ハリソン・ウッド Cofidis 2ポイント
  4. トビアス・バイアー Alpecin-Deceuninck 1ポイント

 

先頭にはTeam Jayco AlUlaのカレブ・ユアンもいる。あまり無理をすると完走できなくなる。

 

ジュリアン・アラフリップは、Lidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーと共に追走集団から抜け出している。

 

集団はUAE Team Emiratesが引いて、タイム差は3分13秒。これだけ大量に抜け出したら、もう逃げを追うのは難しい。

総合12位のTudor Pro Cycling Teamのマイケル・ストーラーが9分11秒差。このタイム差までは許容範囲だろう。まあ、そこまで開くと他のチームが引き出すはず。

 

ジュリアン・アラフリップとアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーは、追走集団に追い付かれる。

 

2級山岳 Colle San Zeno (13.7 km・6.7%)

先頭は集団で3分26秒差。

 

先頭にいるSoudal – Quick Stepのベルト・ファンレルベルフは、登りはきつそう。

 

追走先頭にTeam Jayco AlUlaのルーク・プラップがたつ。50人もおり先頭まで2分18秒差。

 

ルーク・プラップは追走の前に出た。

 

先頭からSoudal – Quick Stepのベルト・ファンレルベルフが遅れる。

 

先頭ではカレブ・ユアンが厳しくなってきたか。

 

追走は先頭まで1分39秒差に。

 

先頭から切れたベルト・ファンレルベルフが追走に抜かれていく。

 

あ~、先頭からカレブ・ユアンが切れてしまう。

 

追走からAstana Qazaqstan Teamのクリスティアン・スカローニがアタックして先頭に迫る。

 

追走のクリスティアン・スカローニに二人が追いつく。

  1. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team
  2. マッティア・バイス Team Polti Kometa
  3. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

先頭は追走まで21秒と迫られる。こは合流しそう。

 

追走はAlpecin-Deceuninckが引く。カーデン・グローブスと、エドワード・プランカールトが二コラ・コンチを先頭に送り込みたい。

 

先頭に追走の3人が加わり、再び12人に。

 

追走は43人。Team Visma | Lease a Bikeのアッティラ・ヴァルテル、ヤン・トラトニク、Movistar Teamのナイロ・キンタナも含まれる。

 

先頭集団は追いつかれた。58人という大集団に。

 

Astana Qazaqstan Teamのクリスティアン・スカローニがシモン・ゲシュケをまくった。

  1. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team 18ポイント
  2. シモン・ゲシュケ Cofidis 8ポイント
  3. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 6ポイント
  4. トビアス・バイアー Alpecin-Deceuninck 4ポイント
  5. ダヴィデ・バッレリーニ Astana Qazaqstan Team 2ポイント
  6. アレッサンドロ・トネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 1ポイント

 

集団は4分32秒まで開く。

 

先頭からAlpecin-Deceuninckのトビアス・バイアーがアタック。

 

ジュリアン・アラフリップの前輪がパンク。

 

ジュリアン・アラフリップはホイール交換。

 

下りで先頭集団は6人に。

  1. トビアス・バイアー Alpecin-Deceuninck
  2. ダヴィデ・バッレリーニ Soudal – Quick Step
  3. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team
  4. ハリソン・ウッド Cofidis
  5. アレッサンドロ・トネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
  6. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

先頭のトビアス・バイアーが補給。

 

追走は43人に。最後尾はカレブ・ユアン。

 

残り129.3kmで集団は4分52秒差。じわりとUAE Team Emiratesはペースをあげている。ステージをあきらめていない証拠か。

 

BORA-hansgroheのダニエル・マルティネスがバイク交換して集団復帰中。うしろは、ジョナサン・ミラン。

 

追走にはTudor Pro Cycling Teamから3人乗っている。当然マイケル・ストーラーの順位アップが目標だ。

  • マイケル・ストーラー
  • マッテオ・トレンティン
  • フロリアン・ストーク

 

ジュリアン・アラフリップがパンクから追走に復帰。ジュリアンとしては、先頭集団に入っていたかっただろう。

 

UAE Team Emiratesは、4分25秒差に。間違いなく足を燃やし尽くしている。

 

追走にTeam Polti Kometaからは6人ものっている。

  • 161.マッティオ・ファッブロ
  • 162.ダヴィテ・バイス
  • 163.マッティア・バイス
  • 165.ミルコ・マエストリ
  • 166.フランシスコ・ムニョス
  • 168.ダビデ・ピガンゾーリ

 

スプリントポイント Malonno

ダヴィデ・バッレリーニが最後尾でシューズのダイヤルを締めた。

 

ダヴィデ・バッレリーニが腰をあげるとだれも抵抗せず。まあ、スプリンターにはかなわない。

  1. ダヴィデ・バッレリーニ Astana Qazaqstan Team 12ポイント
  2. トビアス・バイアー Alpecin-Deceuninck 8ポイント
  3. アレッサンドロ・トネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 6ポイント
  4. リスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team 5ポイント
  5. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 4ポイント
  6. ハリソン・ウッド Cofidis 3ポイント
  7. フィリッポ・フィオレッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 2ポイント
  8. カーデン・グローブス Alpecin-Deceuninck 1ポイント

 

追走には INEOS Grenadiersから二人乗っている。

  • ヨナタン・ナルバエス
  • トビアス・フォス

 

残り82.4km。追走とは47秒差に。300mくらいしか離れていない。

 

追走は頑張ってTeam Polti Kometaが引いている。これは後方のライダーは大助かりだ。

 

先頭からダヴィデ・バッレリーニが切れそう。

 

スプリンターのダヴィデ・バッレリーニは切れてしまう。

 

続いてAlpecin-Deceuninckのトビアス・バイアーも切れてしまう。

 

1級山岳 Passo del Mortirolo (12.6 km・7.7%)

先頭は4人。

  1. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team
  2. ハリソン・ウッド Cofidis
  3. アレッサンドロ・トネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
  4. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

先頭から切れたダヴィデ・バッレリーニが追走に吸収されていく。

 

続いて、トビアス・バイアーも追走に吸収される。

 

残り78.2km。UAE Team Emiratesは、先頭と5分2秒と開く。

 

先頭を走るハリソン・ウッドがきつそう。

 

Cofidisのハリソン・ウッドも切れてしまう。

 

メイン集団では、足を燃やし尽くしたミッケル・ビョーグが切れていく。

 

メイン集団の先頭はUAE Team Emiratesのヴェガールステイク・ラエンゲン。

 

先頭は3人。

  1. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team
  2. アレッサンドロ・トネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
  3. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

ヴェガールステイク・ラエンゲンは、一人づつ追走のメンバーを捕まえていく。

 

先頭からアレッサンドロ・トネッリがきれた。

 

先頭は2人に。

  1. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team
  2. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

先頭から切れたアレッサンドロ・トネッリが追走に吸収される。

 

追走先頭はシモン・ゲシュケに。

 

逃げに入っていたAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブスも集団に吸収。

 

先頭2人は、山岳ポイントまで3.6km。

 

二コラ・コンチとシモン・ゲシュケが追走から抜け出す。

 

二コラ・コンチがシモン・ゲシュケを置き去りに。

 

追走にいたルーク・プラップも捕まる。

 

 INEOS Grenadiersのコナー・スウィフトがマグナス・シェフィールドに続いてきれていく。

 

二コラ・コンチが追いついた。

 

二コラ・コンチが前に。

 

二コラ・コンチがスパート。

 

しかし、40ポイントはクリスティアン・スカローニが獲得。

  1. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team 40ポイント
  2. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 18ポイント
  3. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck 12ポイント
  4. シモン・ゲシュケ Cofidis 9ポイント
  5. マイケル・ストーラー Tudor Pro Cycling Team 6ポイント
  6. ダビデ・ピガンゾーリ Team Polti Kometa 4ポイント
  7. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 2ポイント
  8. ペライヨ・サンチェス Movistar Team 1ポイント

 

メイン集団最後尾は INEOS Grenadiersのベン・スウィフト。

 

タデイ・ポガチャルがスルスルと前に。

 

なんと、タデイ・ポガチャルが引き出した。

 

タデイ・ポガチャルは、間違いなくステージ優勝を狙っている。

 

すでにメイン集団はしぼられている。

 

下りで、追走の生き残りが合流。先頭は17人に。

 

残り49.6km。集団は4分16秒と迫る。

 

あら~、フィリッポ・ガンナはヘルメットをガンガン叩いている。これは虫が入ったのかな。

 

先頭で最もタイム差が良いのはTudor Pro Cycling Teamのマイケル・ストーラーで9分11秒。

 

追走にいたトビアス・フォスとアレッサンドロ・デマルキが集団に戻る。

 

先頭からヨナタン・ナルバエスと、Astana Qazaqstan Teamのシモーネ・ヴィラスコが飛び出す。

 

ヨナタン・ナルバエスがスパートだ。

 

ヨナタン・ナルバエスは戻る。メイン集団と3分34秒差に。

 

集団は逃げていたメンバーを次々に捕まえる。

 

先頭からLidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーが切れる。

 

Movistar Teamからは、ナイロ・キンタナとペライヨ・サンチェス。

 

先頭はTeam Polti Kometaのダビデ・ピガンゾーリ

 

ダビデ・ピガンゾーリにEF Education-EasyPostのゲオルク・シュタインハウザーがつく。

 

先頭が割れてきた。

 

Team Visma | Lease a Bikeのアッティラ・ヴァルテルが前にきている。

 

後方が追いついた。

 

先頭は10人。

 

スプリントポイント Le Motte

アッティラ・ヴァルテルがボーナスタイムをゲット。

  1. アッティラ・ヴァルテル Team Visma | Lease a Bike 3秒
  2. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck 2秒
  3. ダビデ・ピガンゾーリ Team Polti Kometa 1秒

 

次のスプリントポイントに向かう。

 

スプリントポイント Isolaccia-Valdidentro

ダビデ・ピガンゾーリが先頭で通過。ジュリアン・アラフリップが譲っている。

 

集団は3分15秒差で通過。

  1. ダビデ・ピガンゾーリ Team Polti Kometa 12ポイント・3秒
  2. ジュリアン・アラフリップ Soudal – Quick Step 8ポイント・2秒
  3. アッティラ・ヴァルテル Team Visma | Lease a Bike 6ポイント・1秒
  4. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 5ポイント
  5. ナイロ・キンタナ Movistar Team 4ポイント
  6. ルカ・コヴィリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 3ポイント
  7. ヨナタン・ナルバエス  INEOS Grenadiers 2ポイント
  8. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck 1ポイント

 

1級山岳 Passo di Foscagno (14.6 km・6.3%)

先頭は3分20秒差で1級山岳に。

 

EF Education-EasyPostのゲオルク・シュタインハウザーがアタック。

 

これには誰も反応しない。

 

ゲオルク・シュタインハウザーは、後ろが見えなくなるほど引き離した。

 

さあ、アッティラ・ヴァルテルが追走に出た。

 

アッティラ・ヴァルテルを誰が追うか。

 

残り20.8km。ゲオルク・シュタインハウザーは26秒引き離す。集団とは3分4秒差。

 

第1ステージ勝者のヨナタン・ナルバエスが先頭から切れた。

 

アッティラ・ヴァルテルに、ナイロ・キンタナとマイケル・ストーラーが追いつく。

 

ゲオルク・シュタインハウザーは46秒引き離す。

 

先頭から切れたジュリアンが集団に抜かれていく。

 

ナイロ・キンタナが単独の2番手に。

 

逃げていた多くのメンバーが捕まる。

 

ナイロ・キンタナは先頭まで33秒と迫る。

 

残り14.9km。ナイロ・キンタナまで31秒。集団まで3分1秒。

 

ラファウ・マイカがタデイ・ポガチャルを引く。

 

タデイ・ポガチャルは、足を余らせている。

 

タデイ・ポガチャルが無線でチームと相談。このままでは追いつかないと判断か。

 

ラファウ・マイカが引き終わったか。

 

あっと、タデイ・ポガチャルがアタック!

 

テイメン・アレンスマンは反応しない。

 

あっという間にタデイ・ポガチャルが離れる。

 

これはステージ優勝狙いだ。クイーンステージも取ってしまうのか。

 

ダニエル・マルティネスが反応するが、ゲラント・トーマスは見送りだ。

 

残り13.7km。先頭までは2分50秒ある。

 

Astana Qazaqstan Teamのロレンツォ・フォルトゥナートが切れた。

 

Bahrain Victoriousのダミアーノ・カルーゾも切れた。

 

残り12.9km。ナイロ・キンタナはゲオルク・シュタインハウザーに追い付く。

 

集団はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのヴァランタン・パレパントルが引いている。後ろはベン・オコナー。

 

タデイ・ポガチャルは、あっという間に追走集団に追い付く。

 

アッティラ・ヴァルテルが果敢にポガチャルに張りつく。

 

ナイロ・キンタナはゲオルク・シュタインハウザーを置き去りに。残り12.3kmを単独で逃げ切れるか。

 

アッティラ・ヴァルテルは粘る。

 

残り12.2kmで1分37秒差に。

 

アッティラ・ヴァルテルは切れて、タデイ・ポガチャルが前を追う。

 

ゲオルク・シュタインハウザーは、単独2位。

 

タデイ・ポガチャルは、前を捕らえることだけを考えている。

 

ゲラント・トーマスは、集団で静観している。ダニエル・マルティネスは、戻ってきており彼だけをマークすればよい。

 

ナイロ・キンタナは、残り10kmを切った。復活の勝利となるか。

 

タデイ・ポガチャルは、ゲオルク・シュタインハウザーを捕らえた。

 

ナイロ・キンタナが1級山岳ポイントをクリアー。

 

タデイ・ポガチャルは、ゲオルク・シュタインハウザーを置き去りにして単独2位に上がる。残るはナイロ・キンタナだけだ。

 

残り7.4km。タデイ・ポガチャルはナイロ・キンタナまで38秒と迫る。

 

集団も1級山岳ポイントをクリアー。

  1. ナイロ・キンタナ Movistar Team 40ポイント
  2. タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates 18ポイント
  3. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 12ポイント
  4. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck 9ポイント
  5. アッティラ・ヴァルテル Team Visma | Lease a Bike 6ポイント
  6. ロマン・バルデ Team dsm-firmenich PostNL 4ポイント
  7. シモン・ゲシュケ Cofidis 2ポイント
  8. ダビデ・ピガンゾーリ Team Polti Kometa 1ポイント

 

ナイロ・キンタナは逃げ切れるか。

 

1級山岳 モットリーノ (4.6 km・7.7%)

残り3.5km。36秒差に。

 

ナイロ・キンタナは残り3km。

 

 

残り2.2kmでタデイ・ポガチャルがナイロ・キンタナの背中を捕らえた。

 

もうペースが違う。みるみるうちにタデイ・ポガチャルの姿が大きくなる。

 

残り1.9kmでナイロ・キンタナは捕らえられた。

 

そのまま、タデイ・ポガチャルはナイロ・キンタナを突き放す。

 

ナイロ・キンタナは2位を死守しなければならない。

 

残り1km。勾配はさらにきつくなる。

 

ナイロ・キンタナは25秒離された。

 

タデイ・ポガチャルでも、身をよじりながら最後の登りを上がる。

 

 

タデイ・ポガチャルがクイーンステージまで制してしまった。

 

昨日のタイムトライヤルでは2位だったけれど、これでステージ4勝目となった。

 

休養日を前に、UAE Team Emiratesは最後まで手を抜かない走りを徹底した。そして、最後は自らが3分ものタイム差をひっくり返して勝利を奪ってしまった。

 

タデイ・ポガチャルは、盤石のリードをクイーンステージで築き上げた。

 

2014年のジロ・デ・イタリア王者は、チームのない状態からMovistar Teamに拾われ、ようやく納得のいく走りができたのでは。ベテラン健在といったところか。

 

2分32秒遅れで、EF Education-EasyPostのゲオルク・シュタインハウザーが3位。

 

4位にはTeam dsm-firmenich PostNLのロマン・バルデがはいった。これで総合順位を8位から7位にあげている。

 

総合2位争いは、テイメン・アレンスマンがゲラント・トーマスをアシスト。前に、ロマン・バルデとMovistar Teamのエイネルアウグスト・ルビオが走っている。

 

 

ゲラント・トーマスのアタックをダニエル・マルティネスが捕らえて加速するが、ゲラント・トーマスがしっかりとマーク。

 

ダニエル・マルティネスとゲラント・トーマスは同タイムでゴールして、総合でのタイム差はかわらず15秒のままとなった。

 

リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

とてもいいステージだった。コースも良かったし、登りも僕に合っていた。チームもよくやってくれた。このステージは12月に周回したんだ。コントロールしようとしたんだ。強力な逃げ集団だったが、ラスト15キロですべてを出し切った。特にリヴィーニョは好きな場所のひとつだから。

ゴールまで14kmの地点で、アタックをかけ、残りの逃げ選手を追い詰めはじめた場面については?

チームメイトと相談したんだ。ラファル・マイカはとてもよくやってくれた。追い風が吹いてからはアタックして、差を縮められればと思った。

最後の逃亡者は、10年前のジロで総合優勝を飾ったナイロ・キンタナだった。あなたはまだ15歳でしたね。

フルームとキンタナをいつも見ていた。アタックが遅すぎるキンタナにはいつも腹を立てていたよ(笑)。でも今日、彼はとてもいい走りをした。ゲオルグ・シュタインハウザーも今日は素晴らしい走りだった。

 

2位Movistar Teamのナイロ・キンタナ

正しい方向に進んでいる。それが重要なことだ。これはジロの残り、そして残りのシーズンに向けて大きな自信とモチベーションを与えてくれる。我々は、最初の週にペライヨ・サンチェスがいいステージ優勝を決めた。そして、今日私が見せたように、さらに多くのことを目指すようになった。

34歳のクライマーにとって、再び先頭で戦うことの意味は?

僕自身のモチベーションのためでもあるし、チームのためでもある。チームの雰囲気もいいし、もっといい結果を出したいね。

 

4位はTeam dsm-firmenich PostNLのロマン・バルデ

 

6位は INEOS Grenadiersのゲラント・トーマス

 

第15ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 180
10″
6:11:43
2
 QUINTANA Nairo 
Movistar Team 130
6″
0:29
3
 STEINHAUSER Georg 
EF Education – EasyPost 95
4″
2:32
4
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL 80   2:47
5
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
BORA – hansgrohe 60   2:50
6
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers 45   ,,
7
 RUBIO Einer
Movistar Team 40   2:58
8
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team 35   ,,
9
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 30   3:05
10
 HIRT Jan
Soudal Quick-Step 25   3:20
11
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla 20   3:35
12
 CONCI Nicola 
Alpecin – Deceuninck 15
2″
3:43
13
 MAJKA Rafał
UAE Team Emirates 10   3:44
14
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 5   3:59
15
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team 2   4:09
16
 PIGANZOLI Davide 
Team Polti Kometa  
4″
4:12
17
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     4:24
18
 VALTER Attila 
Team Visma | Lease a Bike  
4″
4:52
19
 GESCHKE Simon 
Cofidis     5:05
20
 FORTUNATO Lorenzo
Astana Qazaqstan Team     5:24
21
 COVILI Luca 
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     6:12
22
 POZZOVIVO Domenico
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     6:34
23
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe     7:01
24
 STORER Michael 
Tudor Pro Cycling Team     7:07
25
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL     10:47
26
 GHEBREIGZABHIER Amanuel 
Lidl – Trek     13:13
27
 CHAVES Esteban
EF Education – EasyPost     13:48
28
 RIES Michel 
Arkéa – B&B Hotels     13:53
29
 WARBASSE Larry
Decathlon AG2R La Mondiale Team     14:11
30
 SCARONI Christian 
Astana Qazaqstan Team     14:16

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 20
36″
56:11:42
2 2
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers  
9″
6:41
3 3
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
BORA – hansgrohe  
12″
6:56
4 4
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team  
4″
7:43
5 5
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious     9:26
6 6
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers     9:45
7 8 ▲1
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL  
12″
10:49
8 7 ▼1
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla     11:11
9 11 ▲2
 RUBIO Einer
Movistar Team     12:13
10 13 ▲3
 HIRT Jan
Soudal Quick-Step     13:11
11 9 ▼2
 FORTUNATO Lorenzo
Astana Qazaqstan Team     14:14
12 12
 STORER Michael
Tudor Pro Cycling Team     16:28
13 16 ▲3
 PIGANZOLI Davide
Team Polti Kometa  
4″
18:29
14 14
 POZZOVIVO Domenico
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     18:55
15 17 ▲2
 GESCHKE Simon
Cofidis     22:50
16 10 ▼6
 BAUDIN Alex
Decathlon AG2R La Mondiale Team     23:55
17 19 ▲2
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe     26:18
18 21 ▲3
 COVILI Luca
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     26:28
19 15 ▼4
 CHAVES Esteban
EF Education – EasyPost     28:02
20 23 ▲3
 MAJKA Rafał
UAE Team Emirates  
1″
30:28
21 20 ▼1
 LÓPEZ Juan Pedro
Lidl – Trek     34:54
22 28 ▲6
 QUINTANA Nairo
Movistar Team  
6″
35:52
23 26 ▲3
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team  
13″
37:46
24 27 ▲3
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious  
3″
38:55
25 31 ▲6
 CONCI Nicola
Alpecin – Deceuninck  
4″
43:07
26 22 ▼4
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers  
17″
43:46
27 33 ▲6
 VALTER Attila
Team Visma | Lease a Bike  
4″
47:13
28 30 ▲2
 RIES Michel
Arkéa – B&B Hotels     52:20
29 32 ▲3
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team     55:23
30 18 ▼12
 PARET-PEINTRE Aurélien
Decathlon AG2R La Mondiale Team     55:24

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 284
2 2
 GROVES Kaden
Alpecin – Deceuninck 175
3 3
 MERLIER Tim
Soudal Quick-Step 93
4 4
 FIORELLI Filippo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 88
5 5
 PIETROBON Andrea
Team Polti Kometa 86
6 7 ▲1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 84
7 6 ▼1
 ALAPHILIPPE Julian
Soudal Quick-Step 82
8 8
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers 63
9 9
 THOMAS Benjamin
Cofidis 57
10 10
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates 54

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 172
2 2
 GESCHKE Simon
Cofidis 78
3  
 QUINTANA Nairo
Movistar Team 65
4 25 ▲21
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team 64
5 4 ▼1
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
BORA – hansgrohe 58
6 3 ▼3
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team 55
7 6 ▼1
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL 45
8 15 ▲7
 STEINHAUSER Georg
EF Education – EasyPost 42
9 5 ▼4
 CALMEJANE Lilian
Intermarché – Wanty 36
10 22 ▲12
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 32

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 56:21:08
2 2
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 0:19
3 3
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla 1:45
4 5 ▲1
 PIGANZOLI Davide
Team Polti Kometa 9:03
5 4 ▼1
 BAUDIN Alex
Decathlon AG2R La Mondiale Team 14:29
6 6
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe 16:52
7 7
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team 28:20
8 11 ▲3
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL 49:46
9 9
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious 51:38
10 8 ▼2
 VANSEVENANT Mauri
Soudal Quick-Step 52:21
残り2.7kmからのフル動画

こちらはハイライト動画

 

 

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